[メイン2] スシヌ : ひょいひょいと人混みを避ける様に動く
通学路の樹木の影に紛れたり、横に並んで登校してる生徒が入れば五歩六歩前でおどおどと崩れるのを待ちながら進む
本人から話しかける事も無く、今日も何事も無い様にと祈って

[メイン2] スシヌ : 「あう…」
眼の前に人混みがまた出来た…立ち往生
学校間に合う…かな…

[メイン2] ララミア : ……ずだーーーーー

[メイン2] ララミア : ーーーーーっ!!!

[メイン2] ララミア : と、そんな通学路を後ろから凄まじい速度で走ってくる人影。

[メイン2] スシヌ : えっえっえっえっえっ 棒立ち

[メイン2] ララミア : 一瞬、突風を吹き散らして……ついでに人ごみも蹴散らして向こうに消える。

[メイン2] スシヌ : 「…………」

[メイン2] スシヌ : 「いや何で!?」
つい突っ込んでしまった

[メイン2] ララミア : …………ずだーっ

[メイン2] ララミア : 今度は戻ってきた。
と、と、と数度脚踏みしてスシヌの横に着地。

[メイン2] ララミア : 「あ、スシヌ」
しゅばっと手を掲げて

[メイン2] スシヌ : 「え!?あ、ララミアさんかあ…」

[メイン2] スシヌ : 「いやでも何での返答にはなってないよ!?」

[メイン2] ララミア : 「ぴぴっと……頭にデータが入ってるわけ!」
頭をコツコツと叩きながら

[メイン2] スシヌ : 「そんな乱暴な…!」

[メイン2] スシヌ : 「え、えっと…ああ…うん…?」
何だっけ…?あれ?

[メイン2] スシヌ : 「ひ、人を轢いたら…だめなんだよ?」

[メイン2] ララミア : 「ダメなの。」
結構不服そうに

[メイン2] スシヌ : 「ダメだよ!?何でそこで不服そうなの!?」

[メイン2] ララミア : 「遅い方が悪いと思って……」
指を突き合わせながら

[メイン2] スシヌ : 「ええ…いや確かに遅刻は悪い事だけどさ…」
人が吹き飛ぶ事が 『悪い事』の範疇で平然と日常は進んでいく

[メイン2] ララミア : 「あっ」
遅刻と言う言葉にピコンと反応して

[メイン2] スシヌ : 「あっ?」

[メイン2] ララミア : 「そう、このままだと遅刻しちゃうじゃん!」

[メイン2] スシヌ : 「えっあっそうかも…?」

[メイン2] ララミア : がしっとスシヌの腕を確保。

[メイン2] ララミア : 「……フルスピード……」
ぼそっと不穏な一言を呟く。

[メイン2] スシヌ : 「…ちょ、まっ」
いやなよかんしかしない

[メイン2] ララミア : 「それじゃ」

[メイン2] ララミア : 「急ぐよーーーっっっ!!!!」

[メイン2] ララミア : ばしゅーん。
来た時以上の速度で走る。
……今度は道連れ付きで。

[メイン2] スシヌ : 「あああああああああああああ!!!!」
汚い悲鳴が通学路を横切る 物凄い目立ってる…

[メイン2] スシヌ :  

[メイン2] スシヌ : middle:『学校始まっちゃった…』登場:任意

[メイン2] スシヌ : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+3[3] > 51

[メイン2] ララミア : 54+1d10 登場/リザレクト (54+1D10) > 54+10[10] > 64

[メイン2] スシヌ : 新学期なのと、朝の登下校の影響か自分の下駄箱の位置も教室の座る机もあやふや
今日は学期間の集会とかそういうので早めに終わる…んだっけ?

[メイン2] スシヌ : 一先ず今は休み時間…だから…

[メイン2] スシヌ : 「す、凄い目立っちゃったよ~」
ララミアに泣きながら詰め寄る

[メイン2] ララミア : 「ご、ごめんね~……」
視線を逸らす。

[メイン2] ララミア : 登校中、遅い人は轢いてきたララミアだが、速度と別件で迷惑をかけては普通に申し訳ないというところがった。

[メイン2] ララミア : 「で、でも遅刻はしなかったから!!から!!!」

[メイン2] スシヌ : 「それはそうなんだけどお…」
ひんひん

[メイン2] ララミア : 「う、うう~~~ん」
友達の慰め方……頭脳内検索!
ヒット数……0!!!

[メイン2] ララミア : 「ご、ごめんなさいぃ~~~……」
謝罪の一手。

[メイン2] スシヌ : 「うん…いいよ…大丈夫…こっちこそごめんなさい…」
ひんひんひん

[メイン2] ララミア : 「つ……次は目立たないように裏路地とか走るから……!!!」
ゆっくり行くという選択肢が無かった。

[メイン2] ララミア : 「あー! あああー!! た、楽しいこととか!!! 考えよう!!!」

[メイン2] スシヌ : 「う、うん…楽しい事…楽しい事…」

[メイン2] スシヌ : 「あ…えと…お休みの時何してた…?…私は…あう…」
た、楽しかった思い出とか無いぞ…?

[メイン2] スシヌ : 「あっあっえっと…………?きょうだいと遊んだ…?」
何でこんなにあやふや何だ…?

[メイン2] ララミア : ま、まずいことを言っちゃったかもしれない……!
うう、これだからわたしは……
……なんだっけ?

[メイン2] ララミア : なんか怒られてた気がするんだけど……
……違う! 最優先タスクはそっちじゃない!

[メイン2] ララミア : 「あの……ほ、ほらー! 楽しいことなら今から作れるかも! いや作れるから!」

[メイン2] スシヌ : 「いやいや!違うの!楽しかったんだよ!?」

[メイン2] ララミア : 「はうっ!」

[メイン2] スシヌ : 「わっ!?ご、ごめん大声あげちゃって…」

[メイン2] ララミア : 「ふ、ふぇぇぇ……むしろ驚いてごめんね……」
肩ががっくり

[メイン2] ララミア : 「う、ううー!予定ぃー!
 そういえば今日の予定はなんだったかなー!!」
このままだとひたすら謝りあっちゃう

[メイン2] スシヌ : 「えっあっうん!そうだね!予定とか…時間割確認しなきゃ!」

[メイン2] スシヌ :  

[メイン2] スシヌ : 情報判定:今日の予定について:難易度3

[メイン2] スシヌ : (1+0)dx>=3 (1DX10>=3) > 10[10]+1[1] > 11 > 成功

[メイン2] GM :  

[メイン2] GM : ・今日の予定について
 "いつもと変わりない"日程だ。あなたが"慣れている"ように、普段通り授業を受け、普段通り"友達"と会話し
 普段通り部活をし、普段通り遊び、普段通り笑い、普段通り怒り、普段通り悲しむ
 何気ない「学生生活の日常」を過ごすことだろう。
 そして、午後からは、あなた達が楽しみにしていたのか、それとも憂鬱にしていたのか体育、および水泳の授業がある。
 それに対しどう思うかは、あなた達次第だろう。

[メイン2] GM :  

[メイン2] スシヌ : 「うえっ!?」
えっ水泳!?

[メイン2] スシヌ : 「ちょちょ、ヤバイよ!!」

[メイン2] スシヌ : 「今日午後から水泳だって!?水着持ってきて…」

[メイン2] スシヌ : 「…………」
机に プールバッグが掛かってる

[メイン2] ララミア : 「あわわわわ…………」

[メイン2] ララミア : 「…………」
バックに視線が移る

[メイン2] スシヌ : 「………」

[メイン2] スシヌ : 「新学期からいきなり水泳ってとことん疲れるねえ…」
さっきまでの会話が無かったかのように
ぼはあ、とちょっとため息

[メイン2] ララミア : 「水泳ねー……うん、そうだねー。防水しないと」

[メイン2] ララミア : 「濡れちゃったら…………」
額に指をあてていったん考え込み

[メイン2] ララミア : 「……つ、冷たい?もんね」
なにか腑に落ちない続きが出た

[メイン2] スシヌ : 「う、うん?うん」
うん?

[メイン2] スシヌ : 「…およげる?」
小声で

[メイン2] ララミア : 「…………」

[メイン2] ララミア : 「水に 浮いた 記憶が ない」

[メイン2] ララミア : 要するに、泳げない……!

[メイン2] スシヌ : 「私も正直自信無いなあ…あんまり体動かすの得意じゃないから…」

[メイン2] ララミア : 「ううーっっ……新学期、障害多数……!」

[メイン2] スシヌ : 「うう…一緒に頑張ろ…?」
とても頼りないへにゃっとした笑顔で

[メイン2] ララミア : 「ありがと~……ララミア、頑張りますっ!
 水泳だってー! 対処してアップデートだー!」

[メイン2] ララミア : ぐっと笑おうとしたけど釣られてこっちまでなんだかへにゃっとした顔になった。

[メイン2] スシヌ : 「えへへ…………え…と………」

[メイン2] ララミア : 「! どうかした?」

[メイン2] スシヌ : 「……え~~~~~~と………………………」
もじもじ

[メイン2] ララミア : 「…………」
じーーーーー

[メイン2] スシヌ : 「お、お昼休みのご飯…」

[メイン2] スシヌ : 「いいい、いいいっしょに…」

[メイン2] スシヌ : キーンコーンカーンコーン

[メイン2] スシヌ : 「あっ」

[メイン2] スシヌ : 「じゃ、じゃあ…ね…」
席に戻ろうとする

[メイン2] ララミア : なんて間の悪さ
頬に両手を当てる

[メイン2] ララミア : 「待ってー!!」
最速の呼び止め
チャイムが鳴っても先生が来るまでロスタイムがあるからー!

[メイン2] スシヌ : 「わっ!?」

[メイン2] ララミア : 「お昼ご飯!食べる!一緒!」
先生が来るより先に圧縮言語で

[メイン2] スシヌ : 「えっ」

[メイン2] スシヌ : 「あっ」

[メイン2] スシヌ : 「うん…!」

[メイン2] ララミア : 「ようし!」

[メイン2] ララミア : 間が悪かったけど、間に合ってよかった

[メイン2] ララミア : うーん、お昼の補給
何が出るんだろう

[メイン2] ララミア : 休み時間に検索……という名の聞き込み
しておかなきゃね!

[メイン2] ララミア :

[メイン2] ララミア : ・今日の学食について

[メイン2] ララミア : 2dx>=5 情報:噂話 (2DX10>=5) > 4[1,4] > 4 > 失敗

[メイン2] GM : 財産無いので失敗


[メイン2] ララミア : ぴゃああああああ

[メイン2] スシヌ : 51+1d10 登場/リザレクト (51+1D10) > 51+1[1] > 52

[メイン2] スシヌ : ・今日の学食について

[メイン2] スシヌ : (1+0)dx>=5 (1DX10>=5) > 5[5] > 5 > 成功

[メイン2] GM :  

[メイン2] GM : ・今日の学食について
 栄友中学校では、弁当ではなく学食が振舞われる、そういった学校だ。そうあなた達は思い出すだろう。
 今日の献立は、本学校名物のカレーライスだ。少しピリッとした辛さもあるが、コクのある、とても美味しいカレーだ。
 そのカレーを嫌う生徒はいない、それは"あなた達も同じ"だ。そのカレーライスの味に夢中になっているだろう。
 栄友カレーの名を読み、聞くだけで、あなた達はその匂いや味、触感を鮮明に思い出すことだろう。
 ─────そのカレーを食べた時、知覚判定11を行なう。

[メイン2] GM :  

[メイン2] スシヌ : 「カレー、楽しみ…だね」

[メイン2] ララミア : 「!? 今日の学食、重油じゃなかったんだ……」
変な情報を掴まされていた

[メイン2] スシヌ : 「じゅ、え?」
なんて?

[メイン2] ララミア : 「重油」
重油とは、原油を常圧蒸留して、ガソリン、灯油、軽油を留出した残油またはそれを軽油と混ぜた石油製品のことです。

[メイン2] スシヌ : 「食べ物以前の問題じゃん!?いたずらだよどう考えても!」

[メイン2] ララミア : 「…………」
なにも反論ができないので目を逸らす

[メイン2] ララミア : 「わたし カレー楽しみ!」
音速の話題切り替え

[メイン2] スシヌ : 「もお…ララミアさん今日だけで色々凄まじいよお…いつも…いつも?」

[メイン2] スシヌ : 「いつもの事だけどさあ…」

[メイン2] ララミア : 「ご、ごめんね~……?」
手を胸の前でわちゃわちゃ

[メイン2] ララミア : す、スシヌに……ブレーキを任せちゃってるぅ……

[メイン2] ララミア : 「お、お昼休み!食堂の席は!
 わたしが取るから!!」

[メイン2] ララミア : 速度で挽回していく

[メイン2] スシヌ : 「う、うん…よろしくね?それは信頼してるから…間違いなく身に覚えあるし…あはは…」

[メイン2] スシヌ : 「そ、それじゃ次の授業の後…改めて言うね…」

[メイン2] スシヌ : 「一緒にご飯食べよう!!」

[メイン2] スシヌ :  

[メイン2] スシヌ :  

[メイン2] スシヌ :  

[メイン2] オベロニア・レア : middle:儚き記憶は友と共に 登場/任意

[メイン2] オベロニア・レア : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+1[1] > 46

[メイン2] 初春飾利 : 61+1d10 登場/リザレクト (61+1D10) > 61+5[5] > 66

[メイン2] キングヘイロー : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+6[6] > 54

[メイン2] オベロニア・レア : 「はぁはぁ…ここまで逃げたら追って来ないないでしょう…」
「お二人とも怪我はありませんか?」
腕を押さえながら

[メイン2] 初春飾利 : 「……」
真っ先に走ったが為に、他の二人も逃げ出す所作を気取られ
自分よりも深いダメージを負ってしまった、その事に

[メイン2] キングヘイロー : 「…………」

[メイン2] 初春飾利 : 腕を押さえたレアの姿を見ながら、俯く。
足からはかすかに血をたれながしながら。

[メイン2] キングヘイロー : 脇腹には、痛々しい銃弾の痕跡を残していながらも。
心はどこか別のところにあるように。

[メイン2] 初春飾利 : 「レアさん! キングヘイローさんっ……その……!」

[メイン2] オベロニア・レア : 「どう…しました…?」

[メイン2] 初春飾利 : 「すいません……私が先走ったが為に……」

[メイン2] キングヘイロー : 「…………」
辛うじて、そちらをちらりと。

[メイン2] オベロニア・レア : 「あの場では仕方ないですよ」

[メイン2] 初春飾利 : レアとキングヘイローの怪我は初春のそれよりも大きい"はず"
その為に、初春はすぐに上げた顔を俯かせた。

[メイン2] 初春飾利 : 「けれど……」
空き教室の中で体育座りをしていた足をさらに太ももに寄せて。
曲げた両足を抱いて、顔を埋もれさせる。

[メイン2] キングヘイロー : 「……いえ。……あなたの判断は正しかったと思うわ、初春さん」
……それすらもできなかった、私は。

[メイン2] 初春飾利 : 「……そう言ってくれるなんて……キングヘイローさんも
 それにレアさんも……やっぱり良い人です……」

[メイン2] 初春飾利 : 少し涙を隠して、けれど涙ぐんだ声で。

[メイン2] 初春飾利 : 「私なんて……痛い! と思ったのに……
 本当に些細なかすり傷だったんです……」
足を見せると、血は流れてはいるものの銃弾が掠ったにしてはあまりにも浅い傷口を見せる。

[メイン2] キングヘイロー : 「……別に、あなたの気を慮ってのことじゃないわ。……実際、それで被害は最小限に抑えられたわけだしね」
「……!」

[メイン2] 初春飾利 : キングヘイローが何かに気づいた顔を初春は俯いていたために
見なかったが。

[メイン2] オベロニア・レア : 「!」
「キングヘイローさん大丈夫ですか!?」

[メイン2] 初春飾利 : 初春もふと、傷口に目を向けて
違和感を覚える───……が、キングヘイローほどとはいかない。
本当に些細な違和感であった。

[メイン2] キングヘイロー : 「……痛かったでしょう。それでも、かすり傷で済んで……」

[メイン2] キングヘイロー : 「かすり傷、かすり傷、かすり傷……!ええ、そうよ…!」
ぶつぶつと、うわごとのように。

[メイン2] 初春飾利 : 「そんな、キングヘイローさんとレアさんの方が痛いに決まって……
 …………?」

[メイン2] オベロニア・レア : 「落ち着いてください!?」

[メイン2] 初春飾利 : そのうわ言に、冷や汗を流す。
違和感を覚えながらも、その様子は極限状態に陥って精神がやられてるようにしか見えなかったのだ。

[メイン2] 初春飾利 : 「キングヘイローさん! ……」
傷口を見ようとする。

[メイン2] 初春飾利 : こんなの激痛で済むわけがない! 本当なら床で苦しみ悶えて
立ち上がれないはずなのに! 私の為に無理をしたんだ……!

[メイン2] キングヘイロー : 「……違うわ!」
その心の声に応えるように。

[メイン2] キングヘイロー :
                  ・・・・
「私たちにとっては、この程度の傷……かすり傷だった…!!違うかしら!?」

[メイン2] 初春飾利 : 「!」

[メイン2] オベロニア・レア : 「!?」

[メイン2] 初春飾利 : 「…………か、かすり傷……わ、私のはそうですけど
 ……あれ?」

[メイン2] 初春飾利 : キングヘイローとレアの傷口を交互に見て
自身の傷口も見る。

[メイン2] オベロニア・レア : 「どうして…そんな事を…言うのですか…」

[メイン2] 初春飾利 : …………仮に銃弾が直撃したとして。
血がもう止まるなんてことがあるのだろうか。

[メイン2] 初春飾利 : 止血しなければ、とめどもない血が流れるはずだ
ダメージの少ない私はともかくとして、キングヘイローさんも、レアさんも
重傷のはずなのに、何故?

[メイン2] キングヘイロー : 「………っ…!!」
それでも、まだ少し残った痛みと……元凶たる記憶の傷痕に顔を歪ませ。

[メイン2] オベロニア・レア : 「何で…血がもうとまってるのですか!?」

[メイン2] 初春飾利 : 「ぁっ……!」
そう考えていたが為に、顔を歪ませたキングヘイローに対しての反応が遅れる。

[メイン2] キングヘイロー : そのまま、とさり…と倒れ込む。

[メイン2] 初春飾利 : 「あっ……」
そのまま立ち尽くして。

[メイン2] 初春飾利 : ただ見ているだけ。

[メイン2] オベロニア・レア : 「っ!?」
「キングヘイローさんしっかりして!?」

[メイン2] 初春飾利 : レアさんが真っ先に駆けよるが
私は遅れて声をかける事すらできなかった。

[メイン2] キングヘイロー : 「……」

[メイン2] 初春飾利 : 妙な違和感に引っ張られ、そしてこの事態自体の混乱に頭が何度も何度もぐるぐると
"何か"に強制的に回転させられているのだ。

[メイン2] キングヘイロー : ━━そう。
あの光景……確かに、どこかで。

[メイン2] キングヘイロー : 薄ぼける視界に取って代わるのは、記憶。
床に倒れた私の目が映すそれは。━━━━護られて、何度も大切な友を失った……記憶。

[メイン2] キングヘイロー : ……とも?
友って……誰?

ワタシは━━━━ダレ?

[メイン2] キングヘイロー : ざりざりざりと、回転する頭から鈍く擦れるような音。

[メイン2] キングヘイロー : ……レアの手を取り、ゆっくりと立ち上がる。
……声が、反響する。

[メイン2] キングヘイロー : ━━高潔なるものよ。
……取り戻したいなら。
……泥を啜って、這いつくばってでも諦めたくないのなら━━その名を。

[メイン2] キングヘイロー :

━━━━『モルフェウス』

[メイン2] 初春飾利 : 「…………」
冷や汗を流し、レアさんに全てを任せっぱなしにして立ち尽くすだけの初春は。

[メイン2] 初春飾利 : 「キングヘイローさん……?」
やっと一口、そう口にする。

[メイン2] キングヘイロー : 「…………」
少し虚ろな目で、声の方を見る。

[メイン2] キングヘイロー : 傷口から離した手は、既に━━それを完璧に塞いでいるように見えた。

[メイン2] キングヘイロー : 「《テクスチャーチェンジ》……私の十八番。見たことあるはずよ」

[メイン2] オベロニア・レア : 「!?」

[メイン2] 初春飾利 : 「…………え?」
それを見た初春は、ズキンッ……

[メイン2] 初春飾利 : と頭痛に悩まされるが、困惑の方が押し勝つ。

[メイン2] 初春飾利 : 「な、な、え? キング、ヘイローさん?
 な、何です? それ……手品……傷口が」

[メイン2] 初春飾利 : レアの方を見る。

[メイン2] 初春飾利 : "私には"わからない。
そう、自分は困惑することしかできないのだから。

[メイン2] オベロニア・レア : 「???」
この状況に混乱しているようだ

[メイン2] キングヘイロー : 「手品……というよりは、魔術の方が近いかしらね。」
「私は"砂"と"光"。あなたたちも持っていたはずよ……私とは違うけれど、同じものを」

[メイン2] オベロニア・レア : 「そんな…アニメとかじゃないんですから…」

[メイン2] キングヘイロー : 「これを見ても、かしら」
真横に広げた両手から。

[メイン2] 初春飾利 : 「な、なにを言って……
 キングヘイローさん! やっぱり……!」
傷口が塞がっている事に現実的観点から理由はつけられないが
初春はやはり彼女の精神が参っていると思おうとした、その時だった

[メイン2] キングヘイロー : "砂"と"光"が……溢れ出すように。

[メイン2] オベロニア・レア : 「!?!?!?!?」

[メイン2] 初春飾利 : 手品では説明がつかない。
砂と光が無尽蔵に溢れる。質量保存の法則で説明しようにも
それは空気中の物質を変換して? そんな事が人の手一つで出来る? ありえない
たとえ最高峰の科学技術があったとしても、こんな事は

[メイン2] 初春飾利 : レアの驚愕に頷くように
けれど、もはや認めざるを得ない。
その摩訶不思議な『超能力』を。

[メイン2] キングヘイロー : 「…………」
目を閉じてすぅ、とそれを止める。

[メイン2] オベロニア・レア : 「どう…やったの…ですか…?」

[メイン2] キングヘイロー : 「……レアさん。あなた、呼吸をする方法を説明できるかしら」

[メイン2] オベロニア・レア : 「出来ませんね……」

[メイン2] キングヘイロー : 頷いて。
「そう、それと同じ。私たちは自然と━━『出来るようになっている』」

[メイン2] キングヘイロー : 「私たちは『栄友中学校の学生』ではない。UGNからの依頼を受けた━━『オーヴァード』」

[メイン2] キングヘイロー : 最後に、そう言い切ってみせる。

[メイン2] オベロニア・レア : 「っ!」
その言葉を聞いて頭を抱える

[メイン2] 初春飾利 : 「…………」
その『UGN』と『オーヴァード』の文字が脳裏で、自然と綴られると
冷や汗を再び肌に描けば、レアの方を見る。

[メイン2] 初春飾利 : 「っ! レアさん!?」

[メイン2] キングヘイロー : 気付けば、ざらざらざら……と、小さな砂嵐が舞う。

[メイン2] 初春飾利 : 「き、キングヘイローさんっ……何を……?」

[メイン2] オベロニア・レア : 「うぅ…」

[メイン2] キングヘイロー : 「……埒が開かないから、手伝いくらいは出来るって言ってるの」
レアに向けて光を照射する準備を。

[メイン2] 初春飾利 : 「!!」
違和感を覚えていた初春は、極限状態に陥っている事も相まって

[メイン2] 初春飾利 : そのキングヘイローの構えを見た途端に

[メイン2] 初春飾利 : 本能が、初春を突き動かし

[メイン2] 初春飾利 : 3dx 【肉体】 対象:レアさん(リアクション可) (3DX10) > 9[6,8,9] > 9

[メイン2] 初春飾利 : レアさんを突き飛ばそうと───

[メイン2] オベロニア・レア : 「うっ!?」
そのまま突き飛ばされる

[メイン2] キングヘイロー : 「!」

[メイン2] 初春飾利 : 1d-6 素手ってこれであってたっけ? (1D10-6) > 8[8]-6 > 2

[メイン2] 初春飾利 : ドンッ! と勢いよく音を立てながらも

[メイン2] 初春飾利 : レアを空き教室の隅へと突き飛ばし
キングヘイローから放たれかけたそれから逃がそうとした

[メイン2] キングヘイロー : 「…………」
構えた手を引っ込め。

[メイン2] キングヘイロー : 【砂の加護】 対象:オベロニア・レア

[メイン2] オベロニア・レア : (1+0+3)dx+0>=8 【感覚】<知覚> (4DX10>=8) > 9[7,7,7,9] > 9 > 成功

[メイン2] オベロニア・レア : 「うっ」

[メイン2] 初春飾利 : 「!! レアさ───」
しかし、その砂からは一切の殺意も悪意も感じ取れなかった。

[メイン2] オベロニア・レア : 「私は一体何を?」

[メイン2] 初春飾利 : レアの顔つきを見て
今までとは打って変わっている事に気づき

[メイン2] オベロニア・レア : 「私は中学生でUGNのエージェントだったわね…」

[メイン2] キングヘイロー : 「…………」
成り行きをじっと見守る。

[メイン2] キングヘイロー : 「その様子。思い出したみたいね」

[メイン2] 初春飾利 : また、"UGN"…………!

[メイン2] オベロニア・レア : 「えぇ…ありがとう…キングヘイローさん」

[メイン2] 初春飾利 : 「な、何なんですか……! 一体これは……
 レアさんも、キングヘイローさんと同じ、だったんですか……!?」

[メイン2] キングヘイロー : 「……別に。手荒な扱いをして申し訳なかったわね…」

[メイン2] オベロニア・レア : 「あなたもですよ」
「初春さん」

[メイン2] 初春飾利 : 「えっ……?」

[メイン2] キングヘイロー : 「ええ、あなたもよ」
「初春さん」

[メイン2] オベロニア・レア : レアの周りから優しい風が吹いて来ている

[メイン2] 初春飾利 : キングヘイローさんも、レアさんも
何を、けれど煩わしい違和感が頭の中で渦巻いて
今か今かと何かを待っている……!

[メイン2] 初春飾利 : 「!!」

[メイン2] キングヘイロー : 「……頼まれてくれるかしら。今のレアさんはご存知だと思うけれど、私は少し休まないとアレを使えないから」
レアの方を向いて

[メイン2] オベロニア・レア : 「分かりましたわ」

[メイン2] オベロニア・レア : 対象:初春 妖精の風:判定ダイス5個+固定値+9

[メイン2] 初春飾利 : その優しい風が私の元に吹いてくると同時
私はその風が生まれた元となる何かの奔流を垣間見る。

[メイン2] 初春飾利 : そして頭の中で反響していた言葉が、単語が
徐々に大きくなり、膨れ上がっていった。

[メイン2] 初春飾利 : 7dx+9>=11 (7DX10+9>=8) > 10[1,2,2,7,7,8,10]+4[4]+9 > 23 > 成功

[メイン2] 初春飾利 :

[メイン2] 初春飾利 :

[メイン2] 初春飾利 :

[メイン2] 初春飾利 : そうだ、私は

[メイン2] 初春飾利 : 『中学三年生』でも
ましてやこの『中学校の生徒』でもなければ

[メイン2] 初春飾利 : 日常を謳歌し続ける事を許される

『一般人』でもなかった。

[メイン2] 初春飾利 : 私は

[メイン2] 初春飾利 :  

[メイン2] 初春飾利 : ───ふらりと、知恵熱とまではいかずとも
考えすぎた事による疲労からか

[メイン2] 初春飾利 : 私はキングヘイローさんとレアさんの間に向かって倒れかける。

[メイン2] キングヘイロー : 「━━!」

[メイン2] オベロニア・レア : 「っ!」
初春をキングヘイローと共に抱える

[メイン2] 初春飾利 : 「っ……ぅ……」

[メイン2] キングヘイロー : 「…………」
真剣な表情で、初春を覗き込む。

[メイン2] 初春飾利 : 「! …………あ、りがとう、ございます……
 レアさん、キングヘイローさん……」

[メイン2] 初春飾利 : 真実を知ってなお
二人を見る初春の顔は、「友達」を見る目のそれであった。

[メイン2] 初春飾利 : 「今のは、レアさんの……『援護の風』に、『ウインドブレス』……
 おかげで私は……辿りつけました」

[メイン2] 初春飾利 : エフェクト名も、すらすらとその口から。

[メイン2] オベロニア・レア : 「思い出しましたね」

[メイン2] キングヘイロー : 「……。みたいね」
ほ、と溜息をつく。

[メイン2] 初春飾利 : 「もう、大丈夫です……」
傷口は完全に塞がってはいないが、もう頭の中で喚きたてる違和感も存在はしない
もはや真実へと昇華されたのだから。

[メイン2] オベロニア・レア : 「とりあえず今は状況判断するために休憩しましょう」イージーの高濃度酸素バブルと快適室温を使用

[メイン2] 初春飾利 : 「けれど、同時に私達は……更に思い出さなければならない事がある事も
 思い出しました……新たに考えるべきことも……!
 レアさん……重ね重ね、ありがとうございます……」

[メイン2] オベロニア・レア : 「それなら良かったわ」

[メイン2] キングヘイロー : 「……改めて見ても便利な力よね、あなた」
苦笑しながら。

[メイン2] 初春飾利 : 快適室温と高濃度酸素バブルによって
『ダメージ』こそ回復しないものの、疲労は一瞬にして回復していき
撓っていた背を徐々に正していく。

[メイン2] 初春飾利 : 「ふうう……」
この疲労の回復という選択を瞬時に淡々と取れるレアさんの判断力も流石
そしてここまで私達を導くように、わざと攻撃の初動作を見せつけたキングヘイローさんにも

[メイン2] オベロニア・レア : 50+1d10 登場/リザレクト (50+1D10) > 50+3[3] > 53

[メイン2] 初春飾利 : 汗をぬぐいながら、内心で感謝を述べていると
レアさんの雰囲気がまた一段と『何か』
いや、『レネゲイド』によって変貌したのを確認する。

[メイン2] オベロニア・レア : 「疲れが癒されましたね」

[メイン2] キングヘイロー : 「……改めてごめんなさい、手荒な歓迎をしてしまって」
レアが倒れ込んだ傷跡を見て。

[メイン2] 初春飾利 : 「レアさん……また力を貸してくれるんですか……?
 ……ありがとう、ございますっ……!」
ウェブやハッキングでなければ、私は無力も同然
ゆえにレアさんが自分の身を削ってまで、支援してくれることに感謝を述べながら。

[メイン2] オベロニア・レア : 「この場合は最善手ですわ」

[メイン2] オベロニア・レア : 再び対象:初春 妖精の風:判定ダイス5個+固定値+9

[メイン2] 初春飾利 : レアさんがこう答えた。
だからキングヘイローさんのあの行動はやはり"最善手"だった
まだUGNの扉をイリーガルとして叩いてから、しばらくは経っているものの
新参者の私にとって、二人の背中はあまりにも大きかった。

[メイン2] 初春飾利 : 無言で頷き。
目を瞑り───あらゆる可能性から、あの襲撃犯の正体を探る。

[メイン2] 初春飾利 : これは初春の中で構築された

『ノイマンネットワーク』によるものだ
ベテランどころか、なり立てのノイマンよりも暗号解読を除き、劣るが
彼女にもその才能は宿っていた。

微かではあったが、それを最大限まで引き出してくれるは
レアさんの援護であった。

[メイン2] 初春飾利 : 9dx+12 情報:UGNに加えてバフ (9DX10+12) > 8[1,1,1,2,3,4,5,7,8]+12 > 20

[メイン2] キングヘイロー : …………始まったわね、彼女の本領が。

[メイン2] GM : ・襲撃犯について
 重厚な武装を身に纏う、顔を覆い隠した襲撃犯については、一切のプロフィールが無い。
 そういった武装集団が日本にいた経歴は全く無い。彼らは「架空のテロリスト集団」だ。
 また、「オーヴァード」であるあなた達にとっては、彼らは全くの脅威になり得ないだろう。 
 何故ならば、彼らは、ブラム=ストーカーのイージーエフェクト、《裸の王様》によって作られた「従者」なのだから。

[メイン2] 初春飾利 : 「…………」
じわりと汗が肌に伝う。
ブラム=ストーカーによって作られた「従者」
いやそれよりもまず、架空のテロリスト!? じゃあ、彼らは一体
しかし正体に気づかなければ、私達が記憶を取り戻さなければ
殺されていた。

[メイン2] オベロニア・レア : 「何か気づきました?」

[メイン2] キングヘイロー : 「…………」
その表情を見て、察する。

[メイン2] キングヘイロー : 「……いいわ。私たちに説明する権利をあげる」

[メイン2] 初春飾利 : 「はい……その前に」
携帯を取り出す。

[メイン2] 初春飾利 : 「情報を共有します……
 連絡先も共有の仕方も思い出しましたから
 迅速に……」

[メイン2] 初春飾利 : 情報を発信すると同時。

[メイン2] オベロニア・レア : 「分かりましたわ」

[メイン2] 初春飾利 : 『それ』は届いた。

[メイン2] 初春飾利 : 「…………!!!」

[メイン2] 初春飾利 : 情報をキングヘイローとレアにも共有しようとした
その直前であった、イルルから届いた情報が初春の眉をひそめると同時
歯を軋ませた。

[メイン2] 初春飾利 : ただの偶然では片づけられない。

[メイン2] キングヘイロー : 「…………」

[メイン2] オベロニア・レア : 「………」

[メイン2] 初春飾利 : 「……単刀、直入に言いましょう
 …………まだ、わかりません、わかりませんが
 ほぼ確実だと私は睨んでいますし……」

[メイン2] 初春飾利 : 携帯をぐぐっと軋ませる。

[メイン2] 初春飾利 : 「許す事が、できません」

[メイン2] 初春飾利 : 「私達が記憶を取り戻さなければ
 私達がオーヴァードとしての自覚を取り戻さなければ
 本当に死んでいたかもしれない、なのに」

[メイン2] 初春飾利 : 「ふうぅうう……」
息を震わせ。

[メイン2] 初春飾利 : 「……」

[メイン2] 初春飾利 : 「本郷さん

 いえ、本郷 香は……FHに下った裏切者で
 シンドロームはソラリス……加えて、ブラム=ストーカー」

[メイン2] 初春飾利 : 「そして、あのテロリストは彼女の作った『従者(エキストラ)』
 でしょう……」
確実ではない。もしかすると、別のブラム=ストーカーが関与しているかもしれない、が。

[メイン2] キングヘイロー : 「………………は?」
思わず、聞き返す。

[メイン2] オベロニア・レア : 「なんですって!?」

[メイン2] 初春飾利 : 命の危険を伴う茶番劇に付き合わされていたのだ
記憶を書き換えられるまでしているのだ……これは。

[メイン2] 初春飾利 : 「記憶の書き換えも、おそらくソラリスのエフェクトによるもの
 特に「竹馬の友」辺りでしょうかね」
そう冷たく言い放つ。

[メイン2] キングヘイロー : 「……つまり。さっきのは全部、彼女の戯れだった…って、そう言いたいわけ?」

[メイン2] オベロニア・レア : 「そしたら何故こんな茶番劇を…?」

[メイン2] 初春飾利 : 「……」
コクリ、と二度
ゆっくりと頷いて。

「確定ではありませんが、十中八九、私はもうそうとしか見れません」

[メイン2] 初春飾利 : 「少なくとも、彼女は私達の……立場上の『敵』です……」
脳裏を過ぎる、思い出の数々
このどれが本物で、偽物かはわからない。

[メイン2] 初春飾利 : だが、彼女は私たちを騙していた。
命の危険まで降り注がせて、一人で勝手に気持ちよくなっていたのではないか?
そう初春は勝手に、何度も、何度も、何度も思慮を巡らせ。

[メイン2] 初春飾利 : そして押し黙った。

[メイン2] オベロニア・レア : 「あちらも記憶を取り戻したのなら合流しましょうか」

[メイン2] キングヘイロー : 「……初春さん」
少し呼び止めるように。

[メイン2] オベロニア・レア : 「その時にどうするか決めましょう」

[メイン2] 初春飾利 : 「……すいません」
冷静な判断を下したレアに、やっと初春は口を開くと
呼び止めてくれたキングヘイローの方に視線を送る。

[メイン2] キングヘイロー : 「あなたの頭が一流であることは知ってるわ。
 ……だから、一人で抱え込んでいろいろ考えてしまうこともあると思う」

[メイン2] キングヘイロー : 「……ああもう!こう、うまく言えないけれど……それでも、わからなくなった時は私たちに言ってちょうだい。……そのために、仲間がいるんだもの」

[メイン2] 初春飾利 : 「……!」
その時、憶測と疑念の中で確かな『信頼』が輝いて。

[メイン2] 初春飾利 : 「キングヘイローさ、ん……」

[メイン2] 初春飾利 : 涙を浮かべ、ふらっとその肩に。

[メイン2] 初春飾利 : 「うっ……ううっ……」

[メイン2] 初春飾利 : 何がなんだか、何もわからない
ただ真実に、警戒のために憶測を混ぜただけで
何故こんなに胸が辛く、重いのか、わからない。

[メイン2] 初春飾利 : けれど、この温もりだけは『本物』だ。

[メイン2] キングヘイロー : 「……まったくもう、無理するんだから。……信頼できる人の助けも借りられることこそ、世を統べるキングたる素質というものよ」

[メイン2] キングヘイロー : そう言って、やわらかく笑い…優しく抱き抱える。

[メイン2] 初春飾利 : こくり、こくり、と無言で頷く。
いやそれは嘘だ。実際は涙ぐみながら、はい、はいと掠れるように言っていた。

[メイン2] 初春飾利 : 「ぁ」

[メイン2] 初春飾利 : 「ぁりがと……う……ございます……!!!」

[メイン2] キングヘイロー : 「……ええ。」

[メイン2] キングヘイロー : 私も、あなたの元気に助けられている━━のだから。

[メイン2] オベロニア・レア : 「何かしら?」ピロンとメールを受信する

[メイン2] 初春飾利 : 「ぅっ、うっ……」
涙を拭いて、ふと携帯の音が鳴っているのに気づくと
それより先にレアさんが気づく。

[メイン2] オベロニア・レア : 57+1d10 登場/リザレクト (57+1D10) > 57+9[9] > 66

[メイン2] キングヘイロー : 「……あら。続きが…?」

[メイン2] オベロニア・レア : 「確かにこの学校も少しおかしいわね」メールを確認して

[メイン2] オベロニア・レア : 「私が調べるから二人は休憩してて」

[メイン2] 初春飾利 : 無言で俯きながらも、レアさんが背中で語るように
そう言ったのに顔を上げる。

[メイン2] 初春飾利 : 「レアさん……ありがとうございます……」

[メイン2] オベロニア・レア : 対象:自分 妖精の風:判定ダイス5個+固定値+9

[メイン2] キングヘイロー : 「……任せたわよ。……あなたも、一人で抱えないようにね」

[メイン2] オベロニア・レア : (2+1+5)dx+2+9 【社会】<情報:UGN> (8DX10+11) > 10[2,5,5,6,7,8,10,10]+4[1,4]+11 > 25

[メイン2] GM :  

[メイン2] GM : ・「栄友中学校」という空間について
 ソラリスのエフェクトによって構築された世界であり、あなた達が共通で見ている「夢の世界」とほぼ同義だ。
 この世界から抜け出すにも、卵の殻が外からは割れやすく、内からは割れにくい構造となっているとの同じように、突き破るには多大なレネゲイドの力が必要となり、最悪は衝動に呑まれてしまう可能性がある。
 また、この世界はヒーロジャックによって作られたものであり、彼女がこの世界の維持のための供給源でもある。
 そのため、彼女を倒す、或いは維持の放棄を認めさせれば、元の世界に戻ることができるだろう。

[メイン2] GM :  

[メイン2] オベロニア・レア : 「そういうカラクリね…」

[メイン2] 初春飾利 : 「…………カラクリ?」

[メイン2] オベロニア・レア : 「えぇ…この学校…もといこの世界はソラリスのエフェクトで作られた夢の世界ね…」

[メイン2] 初春飾利 : 「!」
ブラム=ストーカー、そこにソラリスと加われば
そして───『ヒーロジャック』の暗号名が耳朶に触れた途端、やはり彼女が、と確信する。

[メイン2] オベロニア・レア : 「あちらにも急いでこの情報を送らなきゃいけないわね」

[メイン2] キングヘイロー : 「…………。本郷は、ソラリスとブラム=ストーカーのクロスブリード…だったわね」

[メイン2] 初春飾利 : 「そして彼女こそが『ヒーロジャック』……」

[メイン2] キングヘイロー : こくり。

[メイン2] 初春飾利 : 「…………彼女がなぜこの空間を作っているのかはわかりません
 けれど……もうすでに私達は気づいてしまった……
 たとえ衝動に堕ちる危険性を回避したとしても

[メイン2] オベロニア・レア : 「そうね…」

[メイン2] 初春飾利 : ……じわじわと侵蝕率が上がり
最後はこの空間の中で……」

[メイン2] 初春飾利 : 考えたくもない。

[メイン2] 初春飾利 : けれど、問題を先送りにするか、今すぐ解決するか、だ。
一番手っ取り早く、そしてかつ……私達の身がなるべく安全に解決する方法があるとすれば
それは。

[メイン2] キングヘイロー : 「……」

[メイン2] 初春飾利 : 『ヒーロジャック』を

倒す事に他ならない。

[メイン2] 初春飾利 : 「…………私は、きっと
 あの人の顔を次に見た瞬間、もう……憎悪でいっぱいになってしまう
 と思います……」

[メイン2] オベロニア・レア : 「それは仕方ないわ…」

[メイン2] 初春飾利 : 「……レアさん……」

[メイン2] オベロニア・レア : 「オーヴァードになって久しく命の危機なんてなかったし…」

[メイン2] キングヘイロー : 「……そうね」

[メイン2] オベロニア・レア : 「それに他の犠牲者が居るのもいけないわ」

[メイン2] 初春飾利 : 「はい……たとえ、もう作り物のテロリストには大丈夫にしても
 ここで燻って、甘んじていては……そうですね……
 私達は……ジャームに堕ちて……事態を重く見たエージェントによって」

[メイン2] 初春飾利 : 「……」

[メイン2] 初春飾利 : 「私は、やっぱりあの人がこんな事をしでかしている以上
 もう……私には確かに、ガツン! と言えるような言葉も拳もありませんけど!
 倒すしかない、と思ってしまいます!」

[メイン2] 初春飾利 : 「けれど……だからこそ
 私は……他の皆さんを信じたいです……」

[メイン2] オベロニア・レア : 「あちらと合流して意見交換しましょうか…」

[メイン2] 初春飾利 : 「……はい!」
レアさんに導かれるがままに歩を運び
汗を、涙を拭いきって、ふと口元を押さえる。

[メイン2] 初春飾利 : 「…………」
私はあんな事は言ったけれど


あのカレーの味も、駆けっこも、間違いなく本物だった。

[メイン2] 初春飾利 : あの時、

キングヘイローさんに抱えられて

感じた風も。

[メイン2] キングヘイロー : 「…ええ」
一呼吸置いて。

[メイン2] キングヘイロー : 「私は走ってみせるわ。……それが初春さんの決めてくれた道なら」

[メイン2] 初春飾利 : 「! …………ありがとう、ございますっ!」

[メイン2] 初春飾利 : キングヘイローさんと"並走"して
レアさんの後ろをついていく。

[メイン2] 初春飾利 : 私はこんなに信頼できる仲間に恵まれているし
『ヒーロー』はこんなすぐ傍にいる。

[メイン2] 初春飾利 : 本郷香……


…………本郷さん
あなたがこの空間で繰り返し続ける理由が、その暗号名『ヒーロジャック』に由来するのであれば……。

[メイン2] 初春飾利 : 本当の『ヒーロー』を見せつけるしか

ないってことですかね……!!!

[メイン2] オベロニア・レア :

[メイン2] オベロニア・レア :

[メイン2] オベロニア・レア :